“エイズ” BOOKフェア

「エイズの記憶を次世代に伝える」選書フェア。
さまざまな方にHIV/エイズに関する選書とコメントを寄せていただきました。書籍販売のほか、選者よりお借りした貴重本も展示しています。
1981年、アメリカで“原因不明の病”として報告された一連の症例は、当初 “gay cancer(ゲイの癌)” や “gay plague(ゲイの疫病)” と呼ばれ、「特定の人々だけの問題」と誤って受け取られました。専門家の一部でさえ“Gay-Related Immune Deficiency(GRID ゲイ関連免疫不全)”と名づけるなど、偏見を助長する呼称が使われていました。アメリカのキリスト教保守派の一部も、新たな感染症を“宗教的・道徳的問題”として、感染を自己責任や自業自得とする発言も見られました。
こうした偏見や誤解は、国が充分な予算を投入し適切な対策をとることを遅らせ、結果として、ゲイ男性に限らない、社会全体への感染拡大を招いたと指摘されています。
初めての報告から44年が経ち、バックラッシュが起こりつつある現在——HIV/エイズの歴史は、いまも社会や私たちの心に何かを問いかけています。今回の本との出会いを通じて、何かを感じ、「現在を生きるあなたに何ができるか」を考えるきっかけになれば幸いです。
選者:
大島 岳
宮田 一雄
東海林 毅
坂上 香
砂川 秀樹
しょうぷ
篠井 英介
遠藤 まめた
ヒラク
大塚 隆史
木津 毅
池上 千寿子
生島 嗣
イシヅカユウ
アキラ・ザ・ハスラー
マダム ボンジュール・ジャンジ
染矢 明日香
北丸 雄二
(順不同)
開催リポート

当日掲示された選書一覧はこちら
https://ptokyo.org/activities/data/18734