イベント情報

第十回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会『コミュニティ参加型のエイズ対策-国際保健の視点-』

第十回LGBTQ+の健康に関わる最新研究の勉強会『コミュニティ参加型のエイズ対策-国際保健の視点-』
日時
2024年12月19日(木)19:00-20:30
会場
ハイブリッド開催/コミュニティセンターakta (新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301)
入場
無料
ゲスト
講演者:田沼順子(国際医療福祉大学)
コメンテーター:北島勉(杏林大学)

会場:
(オフライン参加の場合)コミュニティセンターaktaへ直接ご来館ください:
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301 TEL:03-3226-8998
(オンライン参加の場合)こちらのGoogle Formsへ情報をご記入いただくと、ZoomのURLをお送りいたします。

概要:
感染症は単なる病原体の問題にとどまらず、人や動物の営み、そして社会全体が関わる課題です。そのため、感染症への対応では病原体に関する知識に加え、コミュニティの特性や対応する人々自身を深く理解する「人を知る」視点が不可欠です。特にエイズ対策は、市民参加とコミュニティ主導の取り組みが進んだ保健領域であり、他の感染症や慢性疾患の予防・管理においても重要な示唆を提供しています。

本講演では、海外のCommunity Based Organization(CBO)のエイズ対策における役割の紹介を通じて、コミュニティ参加型の対策がいかに健康施策の実現を支えているかについて考察します。また、学会関連イベントとして企画している、コミュニティ主導の市民参加型研究を目指したワークショップや、そのベースとなったWHO市民参画ガイドラインを紹介します。

略歴:
田沼順子(たぬま じゅんこ) 国際医療福祉大学 医学部 感染症学教授
日本エイズ学会プログラム委員 国際領域部門長を勤めている。

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aktaでは、色々な人が気軽に参加できるような勉強会を実施し、LGBTQ+の健康に関わる最新研究を学び、さらに交流できる機会を作っています。3か月に1回程度、様々な専門家による最新研究動向の解説と意見交換を行います。
久しぶりの方も、初めましての方も、この機会にお会いできることを楽しみにしております。
お気軽にご参加ください。
【イベント掲載ページ】
https://akta.jp/information/6213/

開催リポート

国際医療福祉大学の田沼順子先生による「コミュニティ主導のエイズ対策-国際保健の視点-」というご講演を通じて、私たちはコミュニティが直面する現実とその対策について多くを学ぶことができました。
田沼先生からは、コミュニティとして困難な立場にある中でも、正しいと信じることを堂々と主張し続ける大切さについて、力強いメッセージをいただきました。
実際に「No」と言い続けることの重要性を体現されている田沼先生の姿は、多くの参加者にとって非常に印象的でした。

また、議論の中で、コミュニティと共に成長し、支えあう関係の重要性が改めて感じられる一時でした。講演後の議論は、杏林大学の北島勉先生をはじめ、参加者の皆様からも熱心なご意見が交わされ、とても充実した時間となりました。
aktaはリビングルームのような場所だと田沼先生におっしゃっていただきましたが、これからもそうあり続けられるよう努めてまいります。次回の勉強会も、引き続き皆様のご参加をお待ちしております。

参加人数:オンライン 26名、オフライン 12名

次回イベント開催についてはこちらakta.jpをご参照ください。