ブラジルのクィア映画で大注目の監督グスタボ・ヴィナグリ作品、東京初上映&スペシャルトーク！

近未来のサンパウロ。資本主義とウィルスが充満したこの街で生きる若いクィア３人のある週末！

脳に影響を及ぼすウィルスが街にひろがり人々の記憶力は低下。国家は独裁政権や植民地主義の歴史を忘れているようだ。そんな状況下をともにする３人組がHIVと生きる体験を共有したりインフルエンサーに出会ったり頼りない大人たちと時間を過ごしながら、どこかへ導かれる。極右ボルソナーロ政権下とコロナ禍に、欧米の映画祭でも注目される監督が皮肉とユーモアたっぷりに今日のブラジル社会を描ききる。

映画上映『虎の子 三頭 たそがれない』
（監督：グスタボ・ヴィナグリ｜2022年｜84分｜ブラジル）

トークゲスト
・ラビアナ・ジョロー（ドラァグ・クィーン/性教育パフォーマー）
・TEN（GOGOダンサー）
・風間暁（文筆家/ASK認定依存症予防教育アドバイザー）

【申込】不要　自由席｜ご来場順に入場

【予告映像】

詳細は、　http://normalscreen.org/のサイトをご覧ください。

開催リポート

映画『虎の子 三頭 たそがれない』東京初上映を渋谷の映画館にあるユーロライブで行いました。近未来のサンパウロで脳に影響を及ぼすウイルスが街にひろがり人々の記憶力にも影響を及ぼしている、という設定で人々は独裁政権や植民地主義の歴史を忘れてしまっているようにも見える。極右政権、コロナについての暗喩、そしてHIVとAIDSやU=Uについての直接的な言及もあり、３人の若いクィアの目線でユーモアたっぷりに伝える作品。

上映後には、ラビアナ・ジョローさん（ドラァグ・クィーン/性教育パフォーマー）、TENさん（GOGOダンサー）、風間暁さん（文筆家/ASK認定依存症予防教育アドバイザー）が登壇し、冗談を交えながら共感できたシーンや解釈を語りました。

参加人数　約60名