中村キース・ヘリング美術館 世界エイズデー2023
中村キース・ヘリング美術館では、今年も世界エイズデーにちなんだ特別企画を実施いたします!
①特別展示:2023年11月30日(木)~12月21日(木)
キース・ヘリング(1958-1990)がエイズによる合併症のためこの世を去る直前に制作された彫刻作品《オルターピース:キリストの生涯》。本作品のエディションの一つを所蔵するサンフランシスコのグレース大聖堂の「エイズ記念礼拝堂プロジェクト」のためのポスター《AIDS Memorial Chapel Project》を特別展示いたします。また、HIV・エイズの歴史をまとめた年表を館内オープンスペースに展示いたします。
②相模ゴム無料配布ブース設置:11月30日(木)~ *無くなり次第終了
相模ゴム工業株式会社協力のもと、館内オープンスペースにてコンドームの無料配布を行います。
③インスタグラムライブ:12月1日(金)→12月5日(火)18:00~に変更になりました
教育工学研究員の進藤 颯仁さんをお招きしてのインスタグラムライブ「18禁ゲイセックストーク」を行います。
詳細は当館の公式インスタグラムをチェックしてください!
過去のインスタグラムライブもこちらよりご覧いただけます⇩
生島嗣さん(認定NPO法人ぷれいす東京 代表)をお招きしたインスタグラムライブ(アーカイブ)
開催リポート
TOKYO AIDS WEEKS 2023におきまして、中村キース・ヘリング美術館では4つの企画を開催いたしました。
①資料展示
今回は二つの資料を展示しました。
1. ポスター《キース・ヘリング・オルターピース:エイズ・メモリアル・チャペル・プロジェクト》
1980年代初頭にサンフランシスコで初めて「エイズ」が確認されて以来、グレース大聖堂は宗教の垣根を超えてこの病に積極的に関与してきました。その内の一つが、《オルターピース》が制作された同年に行われたHIV・エイズに関するチャリティ・イベントです。このイベントのために制作されたポスターを展示しました。
2. ニコラス・カークウッドによるシューズ
ロンドンを拠点とする世界的なシューズ・ブランド「ニコラス・カークウッド」が、ヘリングの作品《セーフ・セックス!》をモチーフに制作したハイヒールを紹介しました。
②HIV・エイズタイムラインの制作・掲示
HIV・エイズに関する40年間の歴史年表を2023年版にアップデートし、1981年の最初の症例報告から現代の医療や制度の動向にいたるまで、HIV・エイズにまつわるアメリカと日本における歴史をご紹介しました。
③相模ゴム工業株式会社「キース・へリング スムース」無料配布
相模ゴム工業株式会社協力のもと、同社がこの度パッケージをリニューアルしてヘリング作品とのコラボレーションコンドーム「キース・ヘリング スムース」を無料配布しました。また、特別企画として相模ゴム社へインタビューを行い、戦前から女性のバースコントロールに着目して事業を展開してきた同社の取り組みを紹介しました。
④世界エイズデー特別インスタライブ「教育工学研究員とゲイセックストーク」
教育工学研究員の進藤颯仁さんをお招きして、当館ディレクターのヒラクと対談を行いました。
*インスタライブ再生回数1825回(2024年1月8日午前10:30時点)
世界エイズデー特別インスタライブ「教育工学研究員とゲイセックストーク」 12月5日 18:00〜