パク・サンヨン×小沼理『大都会の愛し方』をめぐる話を。
『大都会の愛し方』の作家パク・サンヨンさんが韓国より来日!『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』の著者小沼理さんと小説のことや作家活動について幅広く対談します。
『大都会の愛し方』については、12月3日(土)開催の『大都会の愛し方』読書会をご覧ください。
【定員】30名
【要申込】
詳細&申込先 https://qpptokyo.com/items/636a83c0d7e1d83a6ee05e72
【問い合わせ先】lonelinessbooks☆gmail.com(☆を@に変えてください)
開催リポート
11月19日に新宿二丁目のコミュニティセンターaktaにおいて上記のトークイベントを開催しました。このイベントの経緯を簡単に説明しますと、10月末にサンヨンさんが東京へ来ることを決めたらしく、日本の読者との交流を望まれていました。今回はloneliness books主催、あんにょんパンド共催という形で開催することになりました。
表題の通り今回は対談形式をとり、その相手としてライターの小沼理にお願いしました。小沼さんはインタビューをよく行われていて、10月に発売された単著『1日でも長いと感じられる日が、時々でもあるといい』の中でも、何回もサンヨンさんについて言及されています。
当日は満員御礼で、aktaに運営メンバー合わせて総勢40名以上の方にお越しいただけました。以下、小沼理さんに当日のトークの様子をレポートしていただきました。
『大都会の愛し方』の話を中心に、K-POPアイドルやサンヨンさんの著書の装画を手がけたアーティスト、韓国と日本のクィアの現状まで幅広いトークを展開。サンヨンさんは学生時代に少し勉強していたという日本語を時折交えながらユーモアたっぷりにお話しされ、会場ではたびたび大きな笑いが起こっていました。
イベント後半には参加者からの質問タイムも。『大都会の愛し方』で主人公が自身のHIVウイルスに「カイリー」と名付けたことに話が及ぶと、未だ韓国ではHIVへの差別や偏見が根強いことに触れ「もっと正しい理解が浸透してほしいと考えている」と真剣に語っていました。