イベント情報

PrEP処方ドクター(東京、大阪)に聞く〜onlineトーク

日時
2020年12月13日(日)14:00〜
会場
オンライン
入場
無料
ゲスト
谷口恭(太融寺町谷口医院 / 医師) 
塩尻大輔(パーソナルヘルスクリニック/医師) 
司会:山口正純(武南病院)←生島嗣(認定NPO法人ぷれいす東京 代表)から変更になりました。

PrEP(プレップ)とは、暴露前予防内服(Pre-exposure prophylaxis)のことで、セックスをする前から抗HIV薬を服用することにより、HIV感染のリスクを減らすというHIV/エイズ予防法の新しい選択肢です。国内でも、近年、使用者が増えています。定期的なHIV検査、副作用チェックなどが必要になりますが、実際には課題もあります。
今回は実際にPrEPを処方している東京、大阪の医師をお招きして、意見交換をします。

プログラム
・アンケート調査から見える課題
・クリニックの取り組み
 太融寺町谷口医院
 東京の性病専門 パーソナルヘルスクリニック
・使用者のインタビュービデオの上映
・NGOからの質問

要事前申込
【申込先】https://business.form-mailer.jp/fms/bf7cb8ca133950

厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策政策研究事業)
HIV感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究の一環として実施。
https://prep.ptokyo.org/

開催リポート

12月13日(日)に、オンライン企画「PrEP処方ドクター(東京、大阪)に聞く~onlineトーク」を開催しました。

最初に司会の山口正純医師(武南病院)により、研究班が2018年に実施したWebアンケート調査の結果概要が紹介されました。続いて、大阪と東京で開業医として、様々な立場の市民・コミュニティの性の健康を支える医療を提供する谷口恭医師(太融寺町谷口医院)、塩尻大輔医師(パーソナルヘルスクリニック)のクリニックでの実践をお伺いしました。最後に、HIV/エイズのコミュニティセンターのakta(東京)とdista(大阪)、そして東京でPrEPの啓発や情報発信を行うカラフル@はーとのスタッフの方にそれぞれの立場から発言いただきました。

ゲイ・バイセクシュアル男性の多くが医療者にセクシュアリティについて話しづらいと感じていることや、PrEPユーザーも43%が定期的な医師の見守りを受けていないことが調査で明らかになっており、医療関係者とコミュニティとが連携してPrEPユーザーを支えていく必要性があらためて確認されました。

当日はPrEPの使用に関心を持つ人や、医療・相談援助の専門職など、42名の方が参加くださいました。残念ながら時間の都合でお答えすることができませんでしたが、参加者の方からもいくつも質問が上がり、PrEPへの関心の高さが示された機会となりました。