イベント情報

国連合同エイズ計画と国立国際医療研究センターとの覚書調印

日時
2020年11月26日(木)17:00〜
会場
オンライン
入場
無料

国立研究開発法人国立国際医療研究センター(NCGM)は、11月26日(木)17時から、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と、東京オリンピックに向けたFast Track Citiesとセクシャルヘルス推進に関する覚書をオンラインで締結します。

記念行事として、2020年11月24日-12月4日国立国際医療研究センター地下1階アトリウムおよびオンラインにてUNAIDSとNCGMのHIV対策に関するパネル展を行うほか、UNAIDS協力のもとセクシャルヘルス情報発信サイト「Tokyo Sexual Health 2020」(東京2020公認プログラム)を公開します。

※ 会場でのパネル展閲覧は感染対策のため一部の来訪者に限られます。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

【申しみ込不要】
調印式の映像は後日公開します。調印式当日やパネル展の取材のお申し込みは国立研究開発法人国立国際医療研究センター広報係までお知らせください。

【お問い合わせ先】エイズ治療・研究開発センター 医療情報室

開催リポート

国連合同エイズ計画と国立国際医療研究センターとの覚書調印

2020年11月26日、国立国際医療研究センター(NCGM)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)はオンラインで覚書を締結しました。
UNAIDSは1996年の設立以来、国連および世界各国のエイズ対策を牽引してきました。また、国立国際医療研究センターも診療・国際協力・研究・予防など、HIV対策のあらゆる分野で、国内外の第一線で活躍する人材を輩出してきました。今、UNAIDSは、2030年までのエイズ流行終結に向け、Fast Track Citiesという包括的な都市のHIV対策を積極的に支援しています。
本覚書の締結により、Fast Track Citiesの理念を国内に広め、2030年までのエイズ流行終結とHIV感染者への差別偏見の根絶に向けた、新たなレガシーを構築したいと考えています。

オリンピック憲章には性的指向による差別の禁止が明記されており、日本でも性の多様性に対する社会の理解を促進しようという動きが活発化しています。東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、世界中の視線が東京に集まるこの時期は、HIV対策を含むセクシャル・ヘルス推進の好機であると捉えています。

またこの日、セクシャル・ヘルスの正しい知識普及のために設立されたプログラム『Tokyo Sexual Healthウェブサイト』を公開しました。
性の健康上のことは誰にも相談できず、ひとりで悩んでいる方も多いのではないかと思います。Tokyo Sexual Healthウェブサイトでは、性感染症に限らず、幅広く性に関する話題を取り上げ、ひとりでも多くの方のお役に立ちたいと思っています。

新型コロナウィルスの世界的流行で日本を訪れる方の数は激減していますが、一方で、帰国できずに日本に長くとどまることになった方もいらっしゃるかもしれません。現在日本語・英語で情報発信していますが、日本に滞在する外国の方に向け、今後多言語化を予定しています。

ACCウェブサイトではMOUオンライン締結時の動画や、12月1日の世界エイズデーを挟み2020年11月24日から12月4日にかけて開催していたパネル展をご紹介しています。
Tokyo Sexual Healthウェブサイトでは、性感染症の感染経路と予防法、検査や治療法についてだけではなく、誰かに相談したいと思ったときに相談できる場所を見つけるヒントや日本に滞在する外国の方々向けに日本で医療を受ける際の一般的な注意事項をまとめています。