世界エイズ・デー記念礼拝
世界エイズ・デー記念礼拝は1995年から毎年、世界エイズ・デーに近い日曜日に開かれています。キリスト教の形をとって礼拝がなされていますが、いかなる宗教の方々や無宗教の方々の参列も歓迎しています。今年のメッセンジャーには、日本のLGBTシーンを見守り続けてきた大塚隆史さん(造形作家/新宿 バー・タックスノット店主)をお迎えしています。どなたでもお越しください。
開催リポート
「第24回世界AIDS・DAY記念礼拝」報告
毎年私たちは、世界エイズ・デーに一番近い日曜日の夜に記念礼拝を捧げている。このプログラムは、HIV/Aの方がたが生の尊厳を確信できるように、またエイズで亡くなった人びとを憶え、共に祈り、交わりの回復を願って決意を新たにする機会となるよう、日本聖公会東京教区人権委員会、宗教とLGBTネットワーク、カトリック中央協議会HIV/AIDSデスク、ルーテルHIV/AIDSプロジェクトが共催している。
今年は24回目の開催となり57名の方が参加された。礼拝では、PWH/Aの方と支援者に、毎年交互にメッセージをいただいているが、今年は、LGBTシーンを見守り続けてきた大塚隆史さん(バー・タックスノット店主)をお迎えした。大塚さんは、11年連れ添ったパートナーをAIDSで亡くしたとのこと。“医師から、友人にも内緒でいなさいと忠告されたパートナーの死を、周りに打ち明けてから、店にくる客からHIV感染をカミングアウトされるなど信頼される人間に成長した気がする。パートナーからのプレゼントと思っている”と話されていた。
HIVの感染を告げただけで、会社を解雇されたり、差別されている人びとがこの日本にはたくさんいるのが現実である。これからも、新たな一歩を踏み出す祈りを共に続けていきたい。
佐々木國夫(日本聖公会東京教区人権委員会)
参加者 57名
主催 日本聖公会東京教区人権委員会、宗教とLGBTネットワーク、カトリック中央協議会HIV/AIDSデスク、ルーテルHIV/AIDSプロジェクト
問い合わせ 佐々木(090−8593−6129)
問い合わせ 佐々木(090−8593−6129)