報告は年間1,500件前後
流行は終わっていません
90-90-90の最初の部分は80~ 85%であり、2、3番目についてはすでに90%を超えています。
HIV陽性者数は約3万人で、このうち5,000人前後が自分の感染を知らないと考えられます。
国内の新規HIV感染報告はこの10年余り、年間1,500件前後で推移してきました。最近は微減の傾向もみられ、2017年は1,389件です。
実際の感染も報告数と大きくかけ離れてはいないでしょう。治療の提供とその継続、NGO・NPOによる持続的な支援の活動が、予防にも成果をもたらしています。それでも流行が終わったわけではありません。対策の鍵となる人口集団や年齢別、地域別に感染の傾向を分析し、よりきめ細かな支援を続けることが大切になります。